新型コロナで増えるセルフセックスで気をつけたい「尿道への異物挿入」
こんにちにはファイトクリニックのドクター林です。本日のテーマは「セルフセックスと異物混入」です。新型コロナウイルスの影響でセックスするのが怖い、という人が増えています。セックスそのものでウイルスがうつることはありませんが、キスや愛撫などにより口や目などの粘膜を介してウイルスが感染するのを怖がる人が多いのです。 そのせいか、セルフセックス=自慰に励む人が増えています。なかにはより強い刺激を求めて、尿道に異物を入れる人がいます。 女性の場合、これまではパートナーの男性により行われることが多かったのですが、最近は自分自身で挿入するケースもあるようです。 異物と言ってもそのことに興味のない人は驚くべきものが多く、糸や鉛筆、針、体温計、つまようじ、綿棒、ストローなど実に様々です。 なんでそんなことを、と思う人もいるでしょうが、どうやら一度経験するとはまるもののようです。アダルトグッズの中には「尿道ブジー」と呼ばれる尿道オナニー用のグッズがあります。ローションを使って先端部を尿道に入れて、バイブレーションで刺激するというものです。実はこれ、もともとは「尿道狭
謝罪したからといって家庭内性交は戻らない。
こんにちはファイトクリニックのドクター林です。本日のテーマは「浮気と家庭内性交」です。最近、有名なお笑い芸人さんが結婚後も複数の女性と関係を結んでいることがマスコミを賑わかしています。年下で美人若手女優として有名な奥様が、今後どのような態度を取るのか、女性はとくに注目しているようです。 男性の中には「男は浮気する動物だ」「芸人の妻になると決めた時点で旦那さんが浮気する覚悟はあったはず」などと言う人もいますが、女性は浮気にとても厳しいことを忘れてはいけません。例え、言葉で「男は浮気するのは当たり前」などと言って旦那さんの浮気を容認するような態度を取ったとしても、女性の心と体はデリケートですから、夜の生活がそれ以降ストップすることは珍しいことではありません。私は、患者さんから夜の生活の相談も受けますので、こうした悩みは上位にくるものです。 女性は頭では浮気を許しても体の方がついていかず、旦那さんと床を共にしても準備ができないことが多い。男性は「体の関係さえ戻れば元通りの2人に戻れるのではないか」と思い、行為を続けようとすると女性は痛いだけで終わります
機能性コンドームって知っていますか?
こんにちは、ファイトクリニック院長のドクター林です。本日のテーマは「機能性コンドーム」です。皆さんは「コンドームなんてどれも同じ」と思っているのではないでしょうか?しかし、最近のコンドームは避妊と性感染症防止以外にも、性生活を楽しむための機能を持ち合わせたコンドームが増えています。 フェラ専用のコンドーム「トリップスキン」はそのひとつです。いまはAVの影響もあり、年齢にかかわらずオーラルセックス(口腔性交)が普通に行われています。しかし、普通のコンドームでフェラチオすると、ゴム臭かったり、潤滑油がついていたりして嫌がる女性も少なくありません。「トリップスキン」は特殊なラップ状ポリウレタン素材でゴム臭さがなく、薄さも0・01ミリと極薄です。それが人気の理由です。 女性器を愛撫するための指コンドームもあります。「フィンドム」は0・06ミリと薄く、大切な人のデリケートゾーンを安心して触れることができます。パートナーにしても、夫婦や恋人など相手が限定された場合でないときは、デリケートゾーンを触れられることに大きな不安があります。フィンドルはそうした不安を
日本で一番多い性感染症「クラミジア」について
こんにちは、ドクター林こと林雅之です。本日のテーマは「クラミジア」についてです。日本で一番多い性感染症がこの病気です。 クラミジアを引き起こす病原体は、クラミジア・トラコマチスという細菌の一種です。粘膜との接触で感染します。HIV(エイズウイルス)が1回の性行為で感染する確率は1%未満ですが、クラミジアは約50%と感染力が強いことが知られています。しかも、男性では50%、女性では70~80%は症状が出ないといわれています。ですから女性が気づかないまま男性にうつしているケースが多いのです。 感染場所はセックスによる尿道や子宮頚管への感染、オーラルセックスによる咽頭感染、肛門性交による直腸感染などが有名です。 なかには感染者の体液が目に入ることで、クラミジア性結膜炎という目の病気を起こすこともあります。その場合は病原体が目と鼻をつなぐ鼻涙管を通って鼻腔へ移行、そして咽頭へ感染するという場合もあるといわれています。 男性のクラミジア感染で最も多いのが「クラミジア性尿道炎」です。尿道のかゆみや違和感、不快感などが出ます。経験のある人も多いのではないでしょ
新型コロナ禍で進行するエイズ
こんにちは。ファイトクリニックの林です。今回のテーマは「新型コロナ禍で野ばなししになったエイズ」についてです。ご存知の方も多いでしょうが、保健所では匿名・無料でHIV検査・相談を行っています。ところが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、保健所の業務が増大。日常業務であるHIV検査を行う余裕がなくなってしまったエリアがあるそうです。例えば沖縄県では2月からHIV検査業務がストップしているそうです。7月の再開を予定しているそうですがどうなるかはわかりません。 例年6月1日から7日まではHIV検査強化週間ですが、現在の状況ではそれどころではない保健所もあるでしょう。 保健所でなくてもHIV検査をしてくれる場所はいくらでもある、病院で検査してもいいし、郵送の検査もある。心配するには及ばないと考える人もいるかもしれません。しかし、それではお金もかかるし、匿名での検査は難しくなります。仮に、郵送の検査や自分で行う検査キットで検査したとしても、その信頼性は必ずしも保健所や医療機関のものとは違います。陽性が出たとしたら、最終的には保健所や医療機関等で確認