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腹上死はそんなに多くない

=愛人とのお泊りが一番危ない=

 こんにちは、ファイトクリニックのドクター林です。本日のテーマは「腹上死」です。皆さんの中には「最中に心臓が苦しくなって死んだらと思うとセックスに集中できない」という人もおられるでしょう。

 実際、有名人が愛人宅で亡くなった、ラブホテルで死んだ、と聞くと、「腹上死」じゃないか、と思われる人もいると思います。では、「腹上死」とはそんなに頻繁に起きているのでしょうか? 元東京都監察医務院長の上野正彦先生らがお書きになった、「いわゆる性交死について、日報医誌17」などによると、行政解剖により死因が明らかになった5559件のうち、性交死は34件(0・6%)に過ぎず、死因は心臓死が20件、脳出血が14件でした。面白いのはその多くがセックスしている最中でなく、それが終わって数時間後の就寝中に起きていることです。

 しかも、34例のうち妻が相手のケースは7例だけで、あとは愛人など不倫関係のケースだったそうです。場所も11例は自宅でしたが、残りは旅館であり、当時お酒を飲んでいたのは12例ありました。

 一方、セックスでの運動量は荷物を持って3階まで歩く程度しかありません。

 こうしたことから導き出されるのは、妻とするセックスは安全だけれども、不倫だったり、不倫相手と自宅の寝室でセックスしたり、家に帰らずに不倫相手と寝るような人は突然死しやすいということです。とくに愛人とお酒を飲んで、セックスを楽しみ、そのままお泊りするのが一番危険だということです。

 セックスで突然死(腹上死)するのは、肉体による心臓への負荷が原因でなく、精神的な心臓への負荷が原因だからです。

 あなたは大丈夫ですか?

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